西片へ
本郷三丁目で地下鉄を下車し本郷六丁目へ向かって家人と歩く。
本郷通りもしばらく来ないあいだに随分と様子が変わった。
東大の赤門はそのままだが、飲食店が増えたことといくつかの店がシャッターを下ろしていた。
むかし出版社勤務のときよく食べていた弁当屋の建物が平屋から三階建ての建物に変わっていたのがいちばん驚いたこと。
時は流れるものだ。
西片は本郷六丁目のすぐとなりである。
文化財ウィークに合わせ年一回公開される近代建築を見に行った。
写真は撮り放題なのだがブログなどに公開することは避けてほしいとのこと。
以下の写真は外部から撮ったものなので公開してもたぶんいいだろうと自己判断。
右側が洋、左側が和の折衷様式の住宅である。
現在は平野家の所有なので公にも平野家住宅で通っているが、はじめは中央公論社初代社長の麻田氏の自邸である。
右の洋館の一階で中央公論社の仕事が行われていたとのこと。
ガイドの人の説明を聞きながら約一時間、たのしい時間であった。
池袋へ
午後から家人と平井君の家に遊びに行く。
平井君のところへ行くのは初めて。
秋晴れであるが、ちょっと暑い。
ついでに立教大学のキャンパスにも入ってみる。
実物の立教大学を目にしたのもこれが初めて。
予想外に小ぶりな印象。
さて平井君のところに到着。
いろいろ見せてもらう。
書庫を見せてもらいたかったのだがそれほど平井君とは親しくなかったせいか、入口のところまでしかOKが出ていない。
しょうがないので書庫の外観を撮影。
乱れた歩みで平井君のところを出て、久しぶりに明日館へ行ってみる。
本日は内部に入れる日である。
とにかく内部を撮影。
ライトの設計を楽しむ。
ゆったりとした半日であった。
都内某所へ
ヒントその1。
次の画像だけでわかったひとはすごい!
これは建物の裏側にある噴水の一部。
ヒントその2。
ヒントその3。
ヒントその4。
ヒントその5。
ヒントその6。
ヒントその7。
じゃ〜ん、そうです、迎賓館です。
建物内部は写真撮影禁止。
見るだけである。
あ〜、海外なら大抵撮影OKだとおもうのだけどな。
しかしそれにしても、感動しないのはなぜ?
明治天皇がひとこと、「ぜいたくだ」と洩らした時代ならいざ知らず、いま現在の目で見ると海外の城や建物のミニチュアのような印象が個人的にはあったからだろうか。
ライシャワー記念館
昨日、今日と割りに過ごしやすかった。
昨夜はものすごい雨だったけれど、今日は天気も徐々に回復。
いままで歩いたことのないところを歩いてみようということになり、八坂駅方面に向かう。
駅までは何度も来た道。
未知の道にひょいと一歩を踏み出し、野火止め用水沿いに歩いて、その後は行き当たりばったり。
はじめての道は新鮮である。
そのうち明治学院の東村山中学・高校のまえに出る。
普段なら門は閉まっているのだろうが、今日は英語の検定試験があるようで開いている。
ふと見ると、予想外の建物が建っているではないか。
守衛の人に「入ってもいいですか?」と訊くと「どうぞ」とのこと。
1964年に港区芝白金の明治学院から移築されたライシャワー記念館、明治時代の洋風建築である。
まさかこんな建物が東村山にあるなんておもってもみなかったのでちょっとうれしい♪
帰りは八坂駅の近くにある喫茶店でお昼に。
入間市へ
雨の降るなか、家人と入間市へ近代建築を見に行く。
年に六日間ほどしか開放されていない建物、旧石川組製糸西洋館である。
画像で見るとそういう感じはしないかもしれないが、センスはどことなく、である。
つづいてヴォーリズの設計である武蔵豊岡教会である。
こちらは外から見るしかない。
つづいて旧黒須銀行である。
こちらは秩父へのサイクリングの途中、よくその横を通っていたのだがまったく気づくことがなかった。
大正11年武州銀行と合併、昭和18年に埼玉銀行豊岡支店となり、昭和35年まで営業 されていたという。
店頭で蓄音機をかけてもらう。
針が右から左へと動いていく。
針を目で追いながら、耳で当時の音をひろった。
荻窪
おととい用事があり荻窪まで出かけた。
一筋入ると駅前の賑やかさがウソのように静まる。
薄いビル!
見えない方角に三角状に広がっているのだろうか。
ウワサの西郊ロッヂング!
ここは下宿である。
その裏には、
旅館西郊がある。
戦前にはどちらも下宿として機能。
「高級下宿」と呼ばれていた。
各部屋8〜10畳のフローリングの洋間で、ベッド、クローゼット、ガスストーブを置いたマントルピース、室内電話まで完備されていたという。
百段階段
年末年始の情緒が崩壊した今、梅から桜までのこの季節がある意味もっとも日本的な匂いのするときかもしれませんね。
立雛・紙雛
寛永雛
元禄雛
享保雛
有職雛
次郎左衛門雛
古今雛
芥子雛
傘福
恥ずかしながら「お雛様」にこんな種類があるとは知りませんでした(もっとあるのかも知れませんが)。
あかりをつけましょぼんぼりに〜♪とどことなく儚げで哀しげな歌のメロディーがこの時期になると頭のなかに流れます。
そのときなにか訳の分からぬ怖さにも似た想いがほんの一瞬影のようにさっとよぎります。
雛人形だけでなく人形を見るときには何かしら緊張してしまいます。
目黒雅叙園の「百段階段雛まつり」、3月3日までです。
雛人形に特に興味がなくても、百段階段=目黒雅叙園旧3号館を見るだけでも充分たのしめます。
十畝の間、漁礁の間、草丘の間など七つの部屋の、決して趣味がいいとは言えませんが、これでもかという迫力を全身で感じることができます。
床柱だけでも、「ほ〜!」ですよ。
引っ越し
家の近所に空き家があった。
一年ほどまえには新しい表札が掲げられていた。
その家の前を通るたび、どんな家族が引っ越してくるのだろうとおもっていたが、結局ずっと空き家のままで、いつのまにか表札はなくなっていた。
一週間ほど前、新しい表札になっていたのでまた新たな興味をもって見ていたら、数日前ちょうど引越しを終えたばかりのようで、開いた玄関ドアの内側に段ボール箱が積まれてあるのが見えた。
日没前、ポッと灯った玄関灯のあかりのなかにそのベージュの色がやわらかく、こちらの気持ちもちょっと和むようなそんな感じがした。
以下の画像は奥野ビルのエレベーター。
二枚の扉を手動で開閉させて乗り降りする旧いタイプのエレベーター。
小さなエレベーターなので一度に大量の荷物は無理にしても、引っ越し時には大いに活躍したはずだ(いまも現役である)。
当然乗ってみた。
手動ドアがなかなかオツであった。
青淵文庫と晩香盧
まずは世田谷美術館へ「メキシコ20世紀絵画展」へ。
チケットにはフリーダ・カーロの自画像が印刷されているが、フリーダ作の絵はこの一点のみ。
あとは、ああメキシコ、カラムーチョ!?
個人的にはちょっと馴染めなかった。
さて気を取り直して本日のメイン、王子飛鳥山公園へ。
無料のモノレールが出ているのでそれに乗ってまずは山頂に向う。
片道2分、けっこう険しい(笑)。
目指すは渋沢栄一資料館、そのなかでも青淵文庫(せいえんぶんこ)、晩香盧(ばんこうろ)を見学できるのは土曜日の12:30〜15:45のみ。
青淵文庫、晩香盧についてはこちらを参照。
内部撮影が禁止されているので外観のみ撮影。
以下その内の数枚をアップ。
ところでどんなふうに今日のブログをまとめたらいのだろう……zzz
ダイビルその他
こんなのや
こんなのや
こんなのを
撮りに行ってきました。
去年の夏も行ったのですが、日曜日で建物内部に入ることができず、解体される前に是非にということで家人の解説付きで今回は内部見学です。
たくさんあり過ぎて整理できていませんので、一般的なものをアップしておきました。
公開できない写真もかなりありますので(!)、こちらに足を運んでくれた人にはそっとお見せいたします。
ちなみにダイビルの設計者は渡辺節。
その足で(といっても他にもいろいろ寄ってから)神戸に行って、同じく渡辺節設計の
商船三井ビルディングを仰ぎ見ました。
他にもいろいろいろいろ、機会があればアップします。
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