2004.07.27 Tuesday
水仁舎の仕事って?
水仁舎の仕事は、出版と製造です。
本にトータルに関わるため編集から製本までをひとりで手がけています。
厳密に言えば、たとえば活版印刷の場合、活版の原版刷を印刷所にお願いしていますが、その場合もできるだけ職人さんの横にいて、お仕事を拝見させていただいています。
手造りという言葉はアマチュアぽくって好きではありませんが、手でしか実現できない精度と味わいを本に付与するため、製本は一冊一冊を手で仕上げています(もちろん、最低限の道具は使いますが)。
水仁舎は既存の出版社とは本に対する考え方も造り方もまったく異なりますので、ここですべてをお話しするのはとてもむずかしいことです。
たとえば、
水仁舎は、本に印刷されているISBNコードや定価表示に疑問を持ちます。
「お皿に値段が印刷されていたら、美味しく食事できないよな」と。
それだけの疑問で、本に対する見方や造り方は大きく変化するはずです。
そんなことをひとつひとつ問いただして本を造っていくのが、水仁舎の基本姿勢のひとつです。
本にトータルに関わるため編集から製本までをひとりで手がけています。
厳密に言えば、たとえば活版印刷の場合、活版の原版刷を印刷所にお願いしていますが、その場合もできるだけ職人さんの横にいて、お仕事を拝見させていただいています。
手造りという言葉はアマチュアぽくって好きではありませんが、手でしか実現できない精度と味わいを本に付与するため、製本は一冊一冊を手で仕上げています(もちろん、最低限の道具は使いますが)。
水仁舎は既存の出版社とは本に対する考え方も造り方もまったく異なりますので、ここですべてをお話しするのはとてもむずかしいことです。
たとえば、
水仁舎は、本に印刷されているISBNコードや定価表示に疑問を持ちます。
「お皿に値段が印刷されていたら、美味しく食事できないよな」と。
それだけの疑問で、本に対する見方や造り方は大きく変化するはずです。
そんなことをひとつひとつ問いただして本を造っていくのが、水仁舎の基本姿勢のひとつです。
2004.07.28 Wednesday
本をつくることと製本
「趣味で手づくりの製本をしている○○といいますが、お会いしたい」との旨の電話が午前中に入る。
まとまった仕事もちょうど終わり、次の仕事までしばらく間があるので、なんとなく気の抜けたような手持ち無沙汰の状態だったので、OKの返事をする。
自分で製本したという本を3冊ほどたずさえて、午後、その女性が訪問。
話としては、製本を教えてくれないか、ということ。なんでも某所で習っているのだが、どうも自分のイメージと何かがちがってしっくりこない、ということらしい。
結果から言えば、お断りした。
水仁舎の仕事として、革装の特装本などの製本の注文にもたしかに応じてはいるけれど、製本だけを前面に押し出すつもりはないし、また製本というのは本をつくっていくうえでの工程のひとつに過ぎない、それに何にもまして教室やワークショップを開催するつもりはない、ということをお話して納得(?)してもらった。
どこまでこちらの話を理解してもらえたかは判らないが、本をつくることと製本をすることはイコールではないということだけは理解してもらえた、とおもっている。
まとまった仕事もちょうど終わり、次の仕事までしばらく間があるので、なんとなく気の抜けたような手持ち無沙汰の状態だったので、OKの返事をする。
自分で製本したという本を3冊ほどたずさえて、午後、その女性が訪問。
話としては、製本を教えてくれないか、ということ。なんでも某所で習っているのだが、どうも自分のイメージと何かがちがってしっくりこない、ということらしい。
結果から言えば、お断りした。
水仁舎の仕事として、革装の特装本などの製本の注文にもたしかに応じてはいるけれど、製本だけを前面に押し出すつもりはないし、また製本というのは本をつくっていくうえでの工程のひとつに過ぎない、それに何にもまして教室やワークショップを開催するつもりはない、ということをお話して納得(?)してもらった。
どこまでこちらの話を理解してもらえたかは判らないが、本をつくることと製本をすることはイコールではないということだけは理解してもらえた、とおもっている。
2004.07.29 Thursday
雨
台風の影響で久しぶりの雨。
作業テーブルの上に出しっぱなしになっている紙が、しっとりと重い。
本を読んだり、手紙を書いたり、うとうとしたりして一日を過ごす。
とても贅沢な雨の一日。
作業テーブルの上に出しっぱなしになっている紙が、しっとりと重い。
本を読んだり、手紙を書いたり、うとうとしたりして一日を過ごす。
とても贅沢な雨の一日。
2004.07.30 Friday
金曜大工
仕事の流れのなかでこんなのがあると便利、と思ってはいても、そんなものは市販されているわけではないので、自分で工夫してつくるしかない。
といっても今回のものは特別かわったものではなく、他人が見たらただの小さな台にすぎない。
これからの仕事を見越してのささやかな工夫であるが、果たして使い勝手はどうだろう。
といっても今回のものは特別かわったものではなく、他人が見たらただの小さな台にすぎない。
これからの仕事を見越してのささやかな工夫であるが、果たして使い勝手はどうだろう。
2004.07.31 Saturday
バカンス終了
次の仕事を願いつつも、しばらく無為の時間を送っていると、慣れとは恐ろしいもので人間どこまでもだらだらとできるもののようである。半ば開き直りで、「八月いっぱいバカンスを満喫するぞぉ」と家の中心で哀を叫んでいたら、思っていたよりも早く仕事が成立しそうな気配になってきた。ありがたいことである。
予定としてはこのあともうひとつまとまった仕事がある、はず。
その他、来年の五月から七月くらいの仕事の打診というか、打ち合わせの打ち合わせがこちらの動きを見るようにジャブのように打ち出されてきた。カウンターを喰わないようにこちらも軽くジャブで応戦。
いずれにしてもありがたいことである。
予定としてはこのあともうひとつまとまった仕事がある、はず。
その他、来年の五月から七月くらいの仕事の打診というか、打ち合わせの打ち合わせがこちらの動きを見るようにジャブのように打ち出されてきた。カウンターを喰わないようにこちらも軽くジャブで応戦。
いずれにしてもありがたいことである。
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