2005.06.01 Wednesday
レイニーブルー
レイニーブルーの小島さんより、レイニーブルーのCDをいただく。
CDジャケットは戸田さんの「アンリエットの村へ」
お昼過ぎにCDが届き、今日は『FOLK SONGS』をずっとかけながら仕事をした。
きれいな澄んだギターの音ではじまる「はつなつ」、続いて「アンリエットの村へ」の気持ちのよい美しいヴォーカル。どの曲もどこかになつかしさを持っている。
何人かの詩人の詩にも曲がついていて、とてもおもしろく聴くことができる。
ゆったりとした気持ちになれるこのCDは、レイニーブルーのそれぞれのメンバーの幸福感が反映されているからだろう。
人を幸福にするものは楽しいし、楽しいものは人を幸福にする。そしてそこには必ず“節度”というものがある。“節度”のない楽しいものは人を幸福にすることはない、と僕は思っている。
レイニーブルーさんのHPでは戸田さんの絵もいくつか見られます。
他にも今日は小田切清光さんから個人誌「緑地」と本を病床よりいただく。
「原稿を6月中にまとめて渡します」とのお手紙が入っていたが、無理はして欲しくないし、何度もその旨はお伝えしている。それが励みとなっているのならいいのだが。
山田太一氏からも励ましの手紙が届いているとか。欲のない、“節度”ある態度で詩を書いてこられた小田切さんの作品は、いたずらに目立つことはないが、いろいろな人に深く染み透っている。
2005.06.02 Thursday
その都度、その都度
糊の付け方、定着の仕方、手許からどれくらいの距離に物を置いたらよいか、などいろいろ試す。
いままでどうやってたんだ? という声が聞こえてきそうだが、いつもその都度考えている。
部数によって、サイズによって、そのときどきの最適は違うからだ。
お昼を食べながらあることを考えついたので、さっそく便利グッズをつくって試してみた。
結果、数をこなすためには向かないことが判明。反面、小部数のかなり手のこんだことをするときには、使えるような気がする。
試行錯誤の末、物の配置を工夫することで(といってもそんな大袈裟なことではないが)、リズミカルに手が動くようになった。動く距離が10センチ違うだけでも、おお! である。たったこれだけのことで、例えば、付ける糊の量まで違ってくるから面白い。
いままでどうやってたんだ? という声が聞こえてきそうだが、いつもその都度考えている。
部数によって、サイズによって、そのときどきの最適は違うからだ。
お昼を食べながらあることを考えついたので、さっそく便利グッズをつくって試してみた。
結果、数をこなすためには向かないことが判明。反面、小部数のかなり手のこんだことをするときには、使えるような気がする。
試行錯誤の末、物の配置を工夫することで(といってもそんな大袈裟なことではないが)、リズミカルに手が動くようになった。動く距離が10センチ違うだけでも、おお! である。たったこれだけのことで、例えば、付ける糊の量まで違ってくるから面白い。
2005.06.03 Friday
睡眠不足ではありますが
久しぶりに明け方まで仕事をして、3時間睡眠で今日に突入。さすがに若くないことを実感するが、夕方30分くらい眠ったら結構気分はすっきり(すっきりしているうちにブログを書こう)。
それなりに疲れてはいるが、気分的にはめげていない。好きな仕事だからなんだろうなぁ、とこの仕事に出会えたことの様々な偶然に感謝。
とは言っても、できること、できないことは当然ある。そのときどきの見極めが肝心。
場合によっては人の力を借りることも必要なことがあるかもしれない。ときには外に眼を向ける方が停滞を回避できることだってある。軸さえ動かさなければ、方向を誤ることはないだろう。
6月、7月はめちゃくちゃ忙しいけれど(8月以降は普通の忙しさになるはずです)、それなりには(それなりですけど)動けますので、皆々様適当に声をお掛け下さい。待っていただいている人もいらっしゃいますので、あまり大きな声では言えませんが(笑)。
それなりに疲れてはいるが、気分的にはめげていない。好きな仕事だからなんだろうなぁ、とこの仕事に出会えたことの様々な偶然に感謝。
とは言っても、できること、できないことは当然ある。そのときどきの見極めが肝心。
場合によっては人の力を借りることも必要なことがあるかもしれない。ときには外に眼を向ける方が停滞を回避できることだってある。軸さえ動かさなければ、方向を誤ることはないだろう。
6月、7月はめちゃくちゃ忙しいけれど(8月以降は普通の忙しさになるはずです)、それなりには(それなりですけど)動けますので、皆々様適当に声をお掛け下さい。待っていただいている人もいらっしゃいますので、あまり大きな声では言えませんが(笑)。
2005.06.04 Saturday
眠気のピーク
昼間は『ジャンヌの涙』の保護ジャケットの背タイトル用の題箋を嵌め込むための空押しをする。箔押し機のまえに座るとフィットネスクラブのマシーンで体を鍛えているような気分になる。実際、睡眠不足の体にはこたえる。
それなので遅くまで起きているつもりはなかったが、夜中だというのに、サッカーの試合を見る、と息子がはりきっているので、こちらも俄かサッカーファンになり、テレビの前に。
仕事の工程のなかには、ものすごく単純な作業もあり、こういうときのために(?)とっておいた(?)仕事を食卓に並べる。
すぐに試合が始まるとおもっていたら、なかなか始まらない。
ようやく始まったころには眠気もピークを迎えている。
日本が1点を取ったところは見ていたが、後半は半分は意識を失っていた。終了のホイッスルのすこしまえあたりで、撃沈した。
それなので遅くまで起きているつもりはなかったが、夜中だというのに、サッカーの試合を見る、と息子がはりきっているので、こちらも俄かサッカーファンになり、テレビの前に。
仕事の工程のなかには、ものすごく単純な作業もあり、こういうときのために(?)とっておいた(?)仕事を食卓に並べる。
すぐに試合が始まるとおもっていたら、なかなか始まらない。
ようやく始まったころには眠気もピークを迎えている。
日本が1点を取ったところは見ていたが、後半は半分は意識を失っていた。終了のホイッスルのすこしまえあたりで、撃沈した。
2005.06.05 Sunday
今後の進行
機械のように休みなく手が動けばいいのだが、どんなに切羽詰っていても、当たり前だが途中で手が止まる。調子良くやり過ぎているなぁ、と感じるときは途中で手を止める。
「止まる」と「止める」を繰り返しながら進んでいる。
現在、『ジャンヌの涙』を7、『空を見上げて』を2、その他諸々を1の割合で進行している。6月いっぱいはこの割合。
7月に入ったら、『ジャンヌの涙』を3、『空を見上げて』を5、その他諸々を2。
以上、今日のブログは個人的な(といってもいつもそうなのだが)作業予定のメモ的確認。
明日か明後日は、都内に出かける予定。半日で済ませたいが、移動を考えると一日つぶれてしまう。しかし電車内は仕事を気にせず本が読めるのでとてもうれしい!
「止まる」と「止める」を繰り返しながら進んでいる。
現在、『ジャンヌの涙』を7、『空を見上げて』を2、その他諸々を1の割合で進行している。6月いっぱいはこの割合。
7月に入ったら、『ジャンヌの涙』を3、『空を見上げて』を5、その他諸々を2。
以上、今日のブログは個人的な(といってもいつもそうなのだが)作業予定のメモ的確認。
明日か明後日は、都内に出かける予定。半日で済ませたいが、移動を考えると一日つぶれてしまう。しかし電車内は仕事を気にせず本が読めるのでとてもうれしい!
2005.06.06 Monday
こんなときに限って
泣きっ面に蜂、である。
忙しいときに限って、しかも苦手分野で問題が起こった。
数日前からプリンタから変な音が聞こえる。致命的なダメージにつながる異音もあれば、そうでないものもある。人間の体と同じである。
あまり気にせず(少しは気にはなっていたが)使っていたが、印字面に変な汚れが出始めた。これは昨日の段階。
一日休ませて、今朝プリンタを始動させたら、かすかな異音があきらかな異音に変わっている。まだあまり使っていないのにそれはないだろう、ということでサポートセンターに電話。
クリーニングの仕方を教えてもらうが、改善されず。再びサポートセンターに。
カートリッジか本体の異常と思われますとのこと(素人目にもそうだと思うが……)。
エンジニアを派遣してくれるというので、その連絡を待つ。
ただしエンジニアというのは別会社なので、なかなか連絡が来ない。結局2時間後連絡があり、「あと30分ほどで行けるとおもいます」とのこと。
待てど暮らせど姿が見えない。50分ほど経ったところで再び連絡。「近くまで来ましたが、目印になるようなものはありますか」とのこと。以前にも書いたが、そのようなものはない。それでもあれこれいろいろと遣り取りを繰り返すが、どうも話が嚙み合わない。「○丁目○○番地ですよね。そこまで来てるんですが」
そのうち電話の向こうで、あっという声。どうも隣町にいるらしい。
……
見てもらったらカートリッジに異常があることが判明。
原因の半分にはなんとなく思い当たる節があるが(購入当初いろいろと遊んでみたので)、もう半分にはない。ないがどこかで関係しているのかもしれない。
なにはともあれ、問題の箇所がはっきりすると落ち着くものである。
そんなこんなで都内に行くのは明日となった。
時間がないので今日のブログ長くなってしまいました。
忙しいときに限って、しかも苦手分野で問題が起こった。
数日前からプリンタから変な音が聞こえる。致命的なダメージにつながる異音もあれば、そうでないものもある。人間の体と同じである。
あまり気にせず(少しは気にはなっていたが)使っていたが、印字面に変な汚れが出始めた。これは昨日の段階。
一日休ませて、今朝プリンタを始動させたら、かすかな異音があきらかな異音に変わっている。まだあまり使っていないのにそれはないだろう、ということでサポートセンターに電話。
クリーニングの仕方を教えてもらうが、改善されず。再びサポートセンターに。
カートリッジか本体の異常と思われますとのこと(素人目にもそうだと思うが……)。
エンジニアを派遣してくれるというので、その連絡を待つ。
ただしエンジニアというのは別会社なので、なかなか連絡が来ない。結局2時間後連絡があり、「あと30分ほどで行けるとおもいます」とのこと。
待てど暮らせど姿が見えない。50分ほど経ったところで再び連絡。「近くまで来ましたが、目印になるようなものはありますか」とのこと。以前にも書いたが、そのようなものはない。それでもあれこれいろいろと遣り取りを繰り返すが、どうも話が嚙み合わない。「○丁目○○番地ですよね。そこまで来てるんですが」
そのうち電話の向こうで、あっという声。どうも隣町にいるらしい。
……
見てもらったらカートリッジに異常があることが判明。
原因の半分にはなんとなく思い当たる節があるが(購入当初いろいろと遊んでみたので)、もう半分にはない。ないがどこかで関係しているのかもしれない。
なにはともあれ、問題の箇所がはっきりすると落ち着くものである。
そんなこんなで都内に行くのは明日となった。
時間がないので今日のブログ長くなってしまいました。
2005.06.07 Tuesday
午後より都内に
午後より都内に出かけると予定を立て、午前中は短い時間を集中して仕事をする。
都内に出かけたのはある業者(N社)に頼みたいことがあってのことだが、なにしろ6年振りに訪ねるので、まずは挨拶、というわけである。
なんのアポイントも取らず出かけたら、懇意にしていた営業のSさんは身内に不幸があり、今日と明日はお休み。なんたることかと思ったら、応対してくれたのはかつて別の会社にいたKさん。
Kさんは、かつて僕が出版社勤めのときに印刷関連でいろいろ相談に乗ってくれた人であり、僕とは不思議とウマが合った。というか、人間的な会話ができる人である。というのも変な言い方だが。
前にいた会社が倒産して、このN社に再就職したというわけである。
時間の流れとその間の変化を考えると感慨深いものがある。
そして人間関係の不思議な巡り合わせにも。
都内に出かけたのはある業者(N社)に頼みたいことがあってのことだが、なにしろ6年振りに訪ねるので、まずは挨拶、というわけである。
なんのアポイントも取らず出かけたら、懇意にしていた営業のSさんは身内に不幸があり、今日と明日はお休み。なんたることかと思ったら、応対してくれたのはかつて別の会社にいたKさん。
Kさんは、かつて僕が出版社勤めのときに印刷関連でいろいろ相談に乗ってくれた人であり、僕とは不思議とウマが合った。というか、人間的な会話ができる人である。というのも変な言い方だが。
前にいた会社が倒産して、このN社に再就職したというわけである。
時間の流れとその間の変化を考えると感慨深いものがある。
そして人間関係の不思議な巡り合わせにも。
2005.06.08 Wednesday
前略、ご免下さい
病床の小田切さんより個人詩誌「緑地」が届く。手術前後の遅れを取り戻すかのように、ここ3号ほどペースがはやい。あまりの早さに不安も感じるが、届くとやはりうれしい。
以下、今回のあとがきから――
前略、ご免下さい。
……(中略)……
昨年来、入退院の繰り返し、寄る年波に流されている次第です。目下は西洋医学と東洋医学の二刀流で病魔をつばめ返しをしています。
世は乱れ、人の心は荒れ、地球の環境もどうなるのやら、テレビニュースを見ているのが辛くなり、泣き虫の私には見ていられなくなりつつあります。……せめて、私たちだけでも仲良くありたいと念じております。
……(中略)……
人と喧嘩などなさいませんように、切に願います。
皆々様のご健康と素晴らしいご活躍を期待しております。……
「生きていればこそですよ」、木下恵介監督映画の一台詞が、私の心を支えて下さっています。
小田切さんは本当に泣き虫で、人間が好きだから、特に体力の落ちている今は昨今のニュースや世相は心身ともにこたえるだろう。
「人と喧嘩などなさいませんよう、切に願います」という言葉には、胸が熱くなる。
いたずらに欲を出さず、各人がこつこつとそれぞれの仕事に励めば、いがみ合いという意味での喧嘩は相当減るはず、と想うのだが、あまりに理想的だろうか。
以下、今回のあとがきから――
前略、ご免下さい。
……(中略)……
昨年来、入退院の繰り返し、寄る年波に流されている次第です。目下は西洋医学と東洋医学の二刀流で病魔をつばめ返しをしています。
世は乱れ、人の心は荒れ、地球の環境もどうなるのやら、テレビニュースを見ているのが辛くなり、泣き虫の私には見ていられなくなりつつあります。……せめて、私たちだけでも仲良くありたいと念じております。
……(中略)……
人と喧嘩などなさいませんように、切に願います。
皆々様のご健康と素晴らしいご活躍を期待しております。……
「生きていればこそですよ」、木下恵介監督映画の一台詞が、私の心を支えて下さっています。
小田切さんは本当に泣き虫で、人間が好きだから、特に体力の落ちている今は昨今のニュースや世相は心身ともにこたえるだろう。
「人と喧嘩などなさいませんよう、切に願います」という言葉には、胸が熱くなる。
いたずらに欲を出さず、各人がこつこつとそれぞれの仕事に励めば、いがみ合いという意味での喧嘩は相当減るはず、と想うのだが、あまりに理想的だろうか。
2005.06.09 Thursday
たとえば、天地の折り返し
手作業を繰り返していると、世の中の様々なものがオートメーション化されることも必然かな、としみじみおもう。
その作業の専従になれば体もそれなりのものになってくるだろうけれど、そうではないので、体のある特定の部位が痛い。もうすこし作業が進めば体もそれなりに慣れてくるだろうけれど。
300という数をこなす場合、普通はもっと単純なつくりなのだが。
たとえば、天地の折り返し。切り込みを入れずに折り返してしまうのだが、ちょっと手間をかけると、すっきりと纏まる。
しかしこのために天地で8回ナイフを入れねばならず、それだけでももう大変なのである。何千何万という数であればはじめに型で抜いてしまうことも考えられるが、尤もそういう数の本は最初から“本のたたずまい”という発想はしない。
だからなんなの? と言われると困るのだが(笑)。
どういうものを気持ちよいと感じるか、どういう思考に触れていたいか、それだけのことである。
しかし、いつも思うのだが、こんなことは真っ当な常識ある社会人のすることではない(笑)。
2005.06.10 Friday
梅雨入り、かな
もう多分、梅雨入りしているのだろう。
雨は大好きだが、湿度が高いのは苦手である。糊入れした紙の乾きも遅くなるし……。エアコンを除湿モードで今日も一日かけっぱなしである。
連日、保護ジャケットの制作で同じ動作を繰り返しているので、今日は別の仕事をする。パソコンとにらめっこである。そうしているうち、電話が鳴り、長時間話し込む。夕方には横になったら一時間半ほど意識不明。
今日はこのあと、パソコンとにらめっこの続きをして、早目にベッドに入りたい。
雨は大好きだが、湿度が高いのは苦手である。糊入れした紙の乾きも遅くなるし……。エアコンを除湿モードで今日も一日かけっぱなしである。
連日、保護ジャケットの制作で同じ動作を繰り返しているので、今日は別の仕事をする。パソコンとにらめっこである。そうしているうち、電話が鳴り、長時間話し込む。夕方には横になったら一時間半ほど意識不明。
今日はこのあと、パソコンとにらめっこの続きをして、早目にベッドに入りたい。
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