2020.04.23 Thursday

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    2005.09.01 Thursday

    きょうはボヤキかな

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      夕方買い物がてら駅前の書店に。
      新刊本を何冊か手に取ってぱらぱらとめくってみた。出版社や印刷所の違いによってそれぞれ特徴はあるが、今更ながら一昔前のオフセットとは比べ物にならないほどきれいだ。
      それなのになぜ読もうとする気持ちを、所有したいという気持ちを刺戟しないのだろうか。
      レイアウトに問題があるのだろうか、カバーデザインに問題があるのだろうか、製本に問題があるのだろうか。おそらくはそのすべてが絡み合った結果だろう。

      生命力を感じさせない、無機的な表情は、冷たささえない。
      利潤を考え、大量につくるやり方だからしょうがない面があるのは事実だ。仮に志ある編集者がいたとしても組織のなかではその意見はなかなか通らないだろうとおもう。
      それならばと独立したとしても、印刷・製本の現場には以前のようなプロの職人はもうほとんど残っていない。
      残っていたとしても、紙の切り口がどうのなどという水仁舎のような意図を正確に汲み取ってくれる職人は100パーセント皆無だろう。だからできるかぎり自分でやるしかないのだ。
      と横道に逸れたが、このような状況のなかで僕が考えるところの「本」を仕上げてゆくのは本当にむずかしいと最近とくに強く感じる。
      ネックはやはり印刷である。
      活版はほんとうにもう風前の灯火。さりとて単なるオフというのも悔しい。まあ、活版じゃなくとも本の生かし方の二つや三つはあるが、手間暇かかるなぁ(苦笑)。
      2005.09.02 Friday

      アクセス解析を見て

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        ここ数ヶ月のこのブログへのアクセス数は、一日平均140弱で、少ないときで一日100弱、多いときでも200弱といったところ。
        この数字がこの手のブログのなかでは多いのか少ないのかはよく分からない。数に一喜一憂したことはないが、たまに「どうして?」「なぜ?」と数の意味というか理由を知りたいとおもうことはある。
        ブログを始めたころ一時的にアクセス数が伸びたことはあるが、それはトラックバックがあったからだ。
        昨日はアクセス数が578まで上がったが、その大半は昼の1時〜2時に集中している。誰がどんなきっかけで読んでくれたのだろう。
        あれこれ想像して楽しんでいる。

        他には最近「蕎麦や漱石」で検索してこのブログにアクセスしてくれる人が増えている。漱石さんには手紙の一本も書かず失礼しているが、行かれた方はあちらの様子をお伝えしていただけるとうれしい! 
        しばらくすると新蕎麦の季節。蕎麦を食べにちょっと九州まで、なんていいなぁ!
        2005.09.03 Saturday

        風邪が抜けません

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          数日前から風邪気味なのだが、なかなか抜けない。ノドが痛く微熱がある状態。体の中も外も暑いので当然汗をかく。冷房はなるべく入れないようにしているが、窓を締め切るわけにはいかないので開けてある。
          今日はいい風が入ってくるが、汗が冷えて、くしゃみが出る。結局変なふうに体が冷えるのでなかなか治らないわけだ。
          そんな状態なので、休むわけにはいかないのに休んでいるような状態である。困ったものである。

          焦る気持ちはさらなる焦りを呼ぶので、開き直って、どんと構えることも必要である。
          困ったときはいつも宇宙を思い浮かべるようにしている。宇宙の高みから見れば、なんということもないことがほとんどである。
          そうして、在ることの不思議さに想いがいけば、いつの間にか局面は開けているものである。
          2005.09.04 Sunday

          風邪がひどい、ぞ

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            風邪はいっこうによくならないけれど、仕事はしている。ここ6年ほどほとんど薬らしい薬を飲んでいないが、今回は家人に頼んで市販の風邪ぐすりを買ってきてもらった。
            服用すればたぶん眠くなるだろうから昼間はやめて、夕食を済ませたつい先ほど飲んだ。
            これで今夜はぐっすり眠れるだろう。

            仕事はちょっとまずいところがあり、二、三歩後戻り。弱り目に祟り目。どうしようか迷ったが、戻ることにした。
            どんなことかというと、それは書けない(笑)。

            まっ、失敗することもある。
            できるかぎりのことを誠実にするよう心がけるしかないな。
            2005.09.05 Monday

            麻酔をかけられたような

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              久しぶりに風邪ぐすりを飲むと、全身に軽めの麻酔をかけられたようで、考えることも体を動かすこともひどく億劫に感じられる。
              先ほどまではそれほどでもなかったのに、急に回りだした。
              立っていても目を閉じると、その瞬間に意識が飛びそうである。

              というわけで稀に見るはやい時間に眠ることにする。
              2005.09.06 Tuesday

              次の一手

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                CGが導入されてから映画は格段におもしろみを失った、生命力をなくした。画面は驚くほどクリアーになったけれど。
                レコードからCDに代わったときも音はきれいになった。レコードをかけたときのあの、ぶつぶつという雑音。あれは本当に雑音(=不要)だったのだろうか。

                世の中のものはみんなきれいになっていく。そうしなければいけないかのように。でもなんだかつまらない。不気味ですらある。
                きれいになっていくことに疑いを持たないことと、ちょっとした操作を覚えればほとんど誰がやってもある枠内に収まってしまう均質さが、僕にこんなふうに感じさせるのだろうか。

                本の世界も例外ではない。
                まだあったのかと言われそうだが、活版もほんとにもうそろそろ終わるので(質を問わなければ別だが)、水仁舎としては次の一手を本気で考えなければいけない。
                以下は個人的な覚書である。

                オフセットにするというのが自然の成り行きだが、できればオフはしたくない(条件によってはそうすることもあるだろうけれど)。
                あまり依怙地になってもいけないのだが、オフが似合う場合もあるのでその場合は素直にそうしよう。
                オフにするにしても印刷時の変則技があるが(僕の頭のなかにだが)、一度試しにやってみたい。そうすると印刷にわずかな揺らぎが出るはずだ。そうするとオフのあの「のっぺり」とした印象に多少なりとも変化がある、とおもう、のだが。

                プリンタを使う。プリンタの耐久性と印刷スピードが一番の問題だが、レーザーとインクジェット……。インクジェットの方がおもしろみのある本になる、かな。それに箔押しを組み合せて。懐かしい印象の本をつくることができる可能性がある。

                箔押しで本文すべてを。これはコストと手間暇が尋常じゃないので、よほどの理解がないとできないが、やっただけのことはあるという本になるのではないだろうか。採算を無視した(笑)企画の本向き。

                その他にも思いつくやり方はあるが、病み上がりのため、ここまで。
                2005.09.07 Wednesday

                それにしても

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                  台風、台風といってもいつもこの辺りはあっけなく通り過ぎてゆくが、今回は台風の端っこが掠めただけなのに、雨がまさに横殴りに窓ガラスを叩いていった。
                  今日はペットボトルの回収日で、朝方、何本ものペットボトルがからからと音立てて家の前のゆるやかな坂を転がり上がってゆく。
                  九州地方が大変なようだが、漱石さんは大丈夫だっただろうか。電話の一本でも入れればいいのだが、あまりにもご無沙汰してしまって連絡しづらい。そのあたりのこと、どなたかまたお知らせしてください。
                  それにしても天候までアメリカ型になってきたのか。嫌だな……
                  2005.09.08 Thursday

                  トップギア

                  0
                    風邪で遅れた分と後戻りした分を取り戻さなければならないから、すぐさまトップギアである。
                    『隣人』はあと数日。そのあと『空を見上げて』の後半の工程を一ヶ月で仕上げる。
                    この間に広岡さんの『中庭の風』の本文の編集をして、11月末までに上げる。
                    各工程の日数を割り出してみた。
                    11月以降は小網さんの原稿をチェックして……、戸田さんの方も進めなければ(戸田さん、なかなか進まずごめんなさい)。
                    うーん、この緊張感がたまらない。
                    2005.09.09 Friday

                    祝、Mさん

                    0
                      親しくお付き合いさせていただいているご近所のMさんが、かなり難しい国家資格の一次試験を突破された。
                      仕事をしながらいかに勉強時間を確保し、いかに効率よくインプット・アウトプットをしていくか、その工夫とがんばりには大いに学ぶところがある。
                      その姿勢に刺戟されつつ、今日もあとひと踏ん張り、ねばってみるとしよう。

                      2005.09.10 Saturday

                      睡眠不足ではあるが

                      0
                        青春18キップを使い切るために3時に起きた息子の気配に目覚めてしまった。おかげで昨夜は比較的早めに眠ったにも関わらず、睡眠不足である。ちょっとつらい。そんなわけで午前中はまったくエンジンがかからないが、そうも言っていられない。
                        『隣人』の最後の追い込みである。

                        どんどん積み上がっていきますいま現在フランス表紙をせっせと被せている。以前にも書いたが今回のフランス表紙は、正統フランス表紙と簡易フランス表紙のどちらでもない。強いて言えばその中間、だろうか。

                        折り込みの処理写真のように折り込みの処理をしてみた。画像では分かりにくいが、天地の折り返しに切り込みを入れ、左右の折り返しの角がその中に差し込まれる仕組み。

                        被せ終わるまであと3時間ほどかかるかな。
                        ……
                        眠い……

                        昼間、小田切さんに「もうすぐ完成します」とお電話をしたが、お声が弱々しい。心配である。
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