2005.10.01 Saturday
ポストカード
戸田さんの絵画作品のうち19種類がドイツの出版社よりポストカードになった。
表面がPP加工されているのでやや硬質な趣きの仕上がり。そこがドイツらしい(?)とも言える。
色を再現する場合も国によって微妙に違うだろう。国民性、その土地の風土などなどのフィルターがいくつも重なる。文学作品を翻訳するのと似ているのかもしれない。
自分だったらという視点を持って眺めると、その違いを感じとるのがまた楽しい。
2005.10.02 Sunday
気温34度
寒い寒いとついこの間まで言っていたのに、季節はめぐり、いつの間にか夏になった!
やはり10月はTシャツと短パンの季節である……
色づきはじめたハナミズキの木が良く似合う……
湿度が低く気温が高いのでノリの乾きが早い。初期接着力が失われやすいので心持ちゆるめにして作業にあたる。
気合は入っているのに思ったより進み具合がよくない。こういう状況は実際よりも疲労感がある。が、それでもひとつずつ地道に進めていくしかない。スマートな遣り方ではないが、本というものはスマートにつくってはいけない、と自分に言い聞かせるようにして(笑)せっせと表紙貼りをしている。
一回くらいスマートにカッコよく仕事をしたいなぁ、とおもう今日この頃である。
やはり10月はTシャツと短パンの季節である……
色づきはじめたハナミズキの木が良く似合う……
湿度が低く気温が高いのでノリの乾きが早い。初期接着力が失われやすいので心持ちゆるめにして作業にあたる。
気合は入っているのに思ったより進み具合がよくない。こういう状況は実際よりも疲労感がある。が、それでもひとつずつ地道に進めていくしかない。スマートな遣り方ではないが、本というものはスマートにつくってはいけない、と自分に言い聞かせるようにして(笑)せっせと表紙貼りをしている。
一回くらいスマートにカッコよく仕事をしたいなぁ、とおもう今日この頃である。
2005.10.03 Monday
またしても風邪
家人が休みで家にいるので仕事を手伝ってもらう。
僕が表紙貼りしたものをタイミングを見計らってプレスに出し入れしてもらう。
それだけのことで倍の作業量がこなせるようになるとは予想していなかった。
今晩これから2時間ほど手伝ってもらえばかなりはかどるのだが、またしても風邪をひいてしまったので、早めに寝ることにする。
あっちが出ればこっちが引っ込む。すべてのことがうまく行く、というのはなかなか難しいものだ。
僕が表紙貼りしたものをタイミングを見計らってプレスに出し入れしてもらう。
それだけのことで倍の作業量がこなせるようになるとは予想していなかった。
今晩これから2時間ほど手伝ってもらえばかなりはかどるのだが、またしても風邪をひいてしまったので、早めに寝ることにする。
あっちが出ればこっちが引っ込む。すべてのことがうまく行く、というのはなかなか難しいものだ。
2005.10.04 Tuesday
風邪の日の過ごし方
結構ふらふら。瀬戸際で持ちこたえている、という感じである。
午前中、表紙貼りの終わったものから平への空押し。
合間を縫って戸田さんへ糸の見本を送る。往復5分くらいのポストへ投函しに行く。その5分間に宅配業者が。不在連絡票がドアに挟まっている。研ぎ終わった断裁の替え刃を届けに来てくれたらしい。
午後から昨日の続き。表紙貼りである。しんどいなぁ、と思いつつ取り掛かるが、やりはじめると20分ほどで通常の仕事モードに切り替わっている自分が不憫である(笑)。3時間ほど風邪を忘れて集中する。休憩するとどっと疲れが来る。変な言い方だが、生きていることを強く実感する。
そんな中、竹内さんよりrepure2号の入稿予定(まだちょっと先だが)がFAXされてきた。ふむふむ。
夕方遅くには広岡さんから著者校の終わった初校が返送されてきた。
そうこうしているうちに風邪もなんとなくピークを過ぎたかな、どうかな、という按配である。
午前中、表紙貼りの終わったものから平への空押し。
合間を縫って戸田さんへ糸の見本を送る。往復5分くらいのポストへ投函しに行く。その5分間に宅配業者が。不在連絡票がドアに挟まっている。研ぎ終わった断裁の替え刃を届けに来てくれたらしい。
午後から昨日の続き。表紙貼りである。しんどいなぁ、と思いつつ取り掛かるが、やりはじめると20分ほどで通常の仕事モードに切り替わっている自分が不憫である(笑)。3時間ほど風邪を忘れて集中する。休憩するとどっと疲れが来る。変な言い方だが、生きていることを強く実感する。
そんな中、竹内さんよりrepure2号の入稿予定(まだちょっと先だが)がFAXされてきた。ふむふむ。
夕方遅くには広岡さんから著者校の終わった初校が返送されてきた。
そうこうしているうちに風邪もなんとなくピークを過ぎたかな、どうかな、という按配である。
2005.10.05 Wednesday
和菓子
雨である。
粛々と仕事をする。
本調子ではないが、風邪はピークを過ぎた。と、おもう。
風邪ぐすりのせいで頭の芯はぼーっとしているが、普段どおりと言えば普段どおりである。
広岡さんより栗の和菓子をいただく。
風邪であっても食欲はいっこうに衰えないのが素晴らしい。
さっそくいただく。
美味。
ほとんど原型の栗のお菓子で、ざっくりとした味覚、食感であるが、洋菓子にはない繊細さがうれしい。
前に出ない味、というのが和菓子の魅力だとおもう。
ごちそうさま!
粛々と仕事をする。
本調子ではないが、風邪はピークを過ぎた。と、おもう。
風邪ぐすりのせいで頭の芯はぼーっとしているが、普段どおりと言えば普段どおりである。
広岡さんより栗の和菓子をいただく。
風邪であっても食欲はいっこうに衰えないのが素晴らしい。
さっそくいただく。
美味。
ほとんど原型の栗のお菓子で、ざっくりとした味覚、食感であるが、洋菓子にはない繊細さがうれしい。
前に出ない味、というのが和菓子の魅力だとおもう。
ごちそうさま!
2005.10.06 Thursday
澄んだ眼
表紙貼りやっと終わる。
納期までに本当に終わるのだろうか。終わる終わる、大丈夫。
今日は表紙貼りのやり方を変えてみた。1.5倍弱のスピードアップになることがわかった。もう少し早くこのやり方でやっていればと思うと同時に、まだまだ工夫の余地があるということに思い至る。
というよりも思い込みのやり方をしていた、ということに気づいたというべきか。
やはり実践に勝るものはない。
仕事用の椅子を二脚補充した。配送のトラックが家のまえに止まる。親子のような二人が(親子かも知れない)荷物を降ろす。若者の方はついこの前までは“ワル”だったんだろうなという顔つき。
だが、荷台から降りるときのすばやい動作と切れの良い挨拶。久しぶりに澄んだ眼を見た。
さっ、がんばろっと!
納期までに本当に終わるのだろうか。終わる終わる、大丈夫。
今日は表紙貼りのやり方を変えてみた。1.5倍弱のスピードアップになることがわかった。もう少し早くこのやり方でやっていればと思うと同時に、まだまだ工夫の余地があるということに思い至る。
というよりも思い込みのやり方をしていた、ということに気づいたというべきか。
やはり実践に勝るものはない。
仕事用の椅子を二脚補充した。配送のトラックが家のまえに止まる。親子のような二人が(親子かも知れない)荷物を降ろす。若者の方はついこの前までは“ワル”だったんだろうなという顔つき。
だが、荷台から降りるときのすばやい動作と切れの良い挨拶。久しぶりに澄んだ眼を見た。
さっ、がんばろっと!
2005.10.07 Friday
ニンニクを食べる
巷でも風邪が流行りはじめている様子。僕のまわりでもちらほらとそんな声が聞こえる。家人も昨日から「喉に異和感が」と言い始めた。
僕自身は最悪の状態は脱したものの、65%の快復といったところか。
ご近所のMさんも大事な試験をまえに風邪をひかれたようだが、ニンニクを食べて持ちなおしたようである。
その数たるや、「えっ!」という驚きである。
さっそく僕も試してみた。
冷蔵庫を探すと2カケしかなかったが、とりあえずこれで。
ホイルに包みオーブントースターで15分。味噌をつけて食べる。
なんだか妙に美味い。
さっき家人がニンニクを買い込んできたので、今晩はニンニク三昧(?)である。
僕自身は最悪の状態は脱したものの、65%の快復といったところか。
ご近所のMさんも大事な試験をまえに風邪をひかれたようだが、ニンニクを食べて持ちなおしたようである。
その数たるや、「えっ!」という驚きである。
さっそく僕も試してみた。
冷蔵庫を探すと2カケしかなかったが、とりあえずこれで。
ホイルに包みオーブントースターで15分。味噌をつけて食べる。
なんだか妙に美味い。
さっき家人がニンニクを買い込んできたので、今晩はニンニク三昧(?)である。
2005.10.08 Saturday
山場です
蒸し暑い一日、という秋の情緒のまったくない日であった。
やはり高温多湿の日本では根付きにくいのだろうか、5月に植えたライラックに元気がない。しばらくは様子を見るしかないようだ。
仕事はここ数日が山場となる。それをクリアーできれば(できなければ困るのだが)ギリギリで約束した日に間に合う。
思えば生まれてこのかた、要所要所をギリギリで通過してきている。振り返ると、冷や汗、あぶら汗の連続で、偶然という運に助けられたとしか言いようがない。
できるだけ自分の頭と手で仕事をしているつもりだが、それでもやはり偶然という幸運に助けられていると感じる日は多い。
感謝!
やはり高温多湿の日本では根付きにくいのだろうか、5月に植えたライラックに元気がない。しばらくは様子を見るしかないようだ。
仕事はここ数日が山場となる。それをクリアーできれば(できなければ困るのだが)ギリギリで約束した日に間に合う。
思えば生まれてこのかた、要所要所をギリギリで通過してきている。振り返ると、冷や汗、あぶら汗の連続で、偶然という運に助けられたとしか言いようがない。
できるだけ自分の頭と手で仕事をしているつもりだが、それでもやはり偶然という幸運に助けられていると感じる日は多い。
感謝!
2005.10.09 Sunday
その先にあるもの
昨日と今日で500強の角背の表紙のくるみ。あと50ほどで終わる。2日間という日数で手でするにはかなり限界に近い数ではないだろうか。
一種の修行をしているようなもので、言葉にはうまくできないが、「ああ、こういうことか」と、いわゆる腑に落ちる瞬間、というものがある。
「ああ、こういうことか」から敷衍できることは具体的なこと抽象的なこと様々だが、手でする仕事と機械でする仕事の境界線のようなものが見えてくる。
はじめから機械の側に立っている人には手でする意味は見えないだろう。
また手でするにしても一度は数を経験したほうがよい。小手先の技や器用さの先にあるものを感じるためにも。
一種の修行をしているようなもので、言葉にはうまくできないが、「ああ、こういうことか」と、いわゆる腑に落ちる瞬間、というものがある。
「ああ、こういうことか」から敷衍できることは具体的なこと抽象的なこと様々だが、手でする仕事と機械でする仕事の境界線のようなものが見えてくる。
はじめから機械の側に立っている人には手でする意味は見えないだろう。
また手でするにしても一度は数を経験したほうがよい。小手先の技や器用さの先にあるものを感じるためにも。
2005.10.10 Monday
差し入れ
我が家ではめずらしく、この3週間ほどの間に外食や店屋物に四回ばかり手を出している。
なんだかんだと忙しいからなのだが、そんな我が家を見かねてお隣が炊き込みご飯をつくって持ってきてくれた。
食べ過ぎた。
今日はこのままベッドに倒れ込みたい。
が、そうもいかない。
あとちょっと、あとちょっとだ、がんばろう。
なんだかんだと忙しいからなのだが、そんな我が家を見かねてお隣が炊き込みご飯をつくって持ってきてくれた。
食べ過ぎた。
今日はこのままベッドに倒れ込みたい。
が、そうもいかない。
あとちょっと、あとちょっとだ、がんばろう。
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