2020.04.23 Thursday

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    2006.03.01 Wednesday

    とびら

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      朝起きたら声がガラガラ。ノド飴をなめながら一日を過ごす。
      現在は鼻がつまって、という具合に症状が変化している。熱は下がったので昨日ほどは辛くは感じないが、明日はどうなっているだろうか。
      そんな状況ではあるが少しでも進めないと精神衛生上よくない。

      本トビラ

      本とびらのタイトルの箔押しをする。
      金、銀、パール(昔そんなコマーシャルソングがあったなぁ)の箔で押してみるが、どれも著者名とのバランスがよろしくない。
      どれかで纏まると思っていたのでちょっと困る。
      緑の顔料箔の買い置きがあったのを思い出し、押してみるとちょうどよい感じである。

      ひとつ終わると気分もひとつ落ち着く。
      2006.03.02 Thursday

      機械の使い方

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        午前中広岡さんより電話があり話をする。
        「花粉症ですよ〜」と広岡さんは明るく言うのだが、これは絶対に風邪だと僕は信じている。
        もし花粉症なら、つらいなぁ〜、この症状。

        それでもありがたいことに(!)仕事があるのでへたらずに済んでいる。
        今日は一日断裁機のまえに立つ。
        綴じ終えてから断裁すれば1時間から2時間ほどで済んでしまうのだが、それではおもしろくないし、天を切り裂いた意味もなくなってしまう。
        本にはできるだけ、目立たないけれども確固とした、人が介在した跡をのこしておきたい、とおもう。

        本文の天と小口の景色

        小口を、揃うか揃わないかの微妙な寸法になるように、それぞれのページ毎に送りを微調整しながら断裁していく。
        「機械を使う」とはこういうことだ!?
        2006.03.03 Friday

        外出の一日

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          今日は一日外出。
          いろいろなことをまとめて一日でやってしまおうという算段。
          まずは上野へ。

          バーク・コレクションを見るために東京都美術館に行く。すばらしい。
          いろいろな見方があるだろうけれど、描かれたものとそれをまとめている表具のありかた。刺激を受けること多々、多々あり。

          上野から東京駅へ。
          八重洲ブックセンターで本関係の本を購入。
          山田商会に寄り和紙を数点購入。
          ついでに東京大丸で昨日から始まった「パリを愛した画家たち」展へ。
          命名からして期待はしていなかったのだが、予想通り。
          それにこれは個人的な嗜好の問題だが、油絵の具のてんこ盛りは力技を見せられているようで僕には辛い。

          それから池袋に行き、頼んでおいた糸を受け取って帰路につく。

          昨日までの体調の悪さが嘘のようである。
          しかし電車の座席にすわるとすぐに眠ってしまう。風邪薬を飲んでいるので別のだるさに支配されているのだろう。
          2006.03.04 Saturday

          苦手なこと

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            今日は天気もよく暖かいので、確定申告の計算をするにはうってつけの日だ!!!!

            部屋の掃除をし、洗濯もし、やる気を高める。
            さらにやる気を高めるためコーヒーを飲む。
            さらにさらにやる気を高めるためコーヒーをもう一杯飲む。



            明日にしようかな……

            と心が揺れるが、意を決して電卓を手に立ち上がる(実際は椅子にすわったままだが)。

            なんだかんだ、あとは減価償却の計算をするだけだが、一週間不眠不休で仕事をしたような感じである。

            それにしても数字を見ると愕然とするなぁー。
            2006.03.05 Sunday

            春の一日、深く、へ

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              なんとか書き終え、あとは出すだけになった。
              人生の悲哀を感じるなぁ(笑)。
              先に進もう。

              というわけで――
              自分は何がしたいのか。
              ときおり、改めて自分に聞くようにしている。
              自分の能力とか環境とか出自とか、とりあえずそういうものは脇に置いておいて、自分のなかに真っ直ぐに降りてゆく。
              いたってシンプルである。
              そこから始まり、いつかはたぶんそこに帰ってゆく。
              見失わないために、誤らないために、深く降りてゆく。
              2006.03.06 Monday

              作業風景

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                昨日と今日で本文の折りを終わらせるつもりだったのだが、昨日はあのあとどうしても仕事をする気になれず、一日ずれ込む。

                作業風景作業風景

                ページを揃え、束ね、折る、という単純な作業だが、と書いて、ん?と思った人はある意味、まっとうな出版、編集、製本の仕事をしている人である。

                個々の本のイメージが先にあって、そのイメージに近づけるべくそのときどきにふさわしいと思われるやり方をとっているので、水仁舎の本造りは遠回りで煩雑になってしまうこともある。

                毎回なにがしかの“初めて”があるので、マンネリからは解放されている。
                2006.03.07 Tuesday

                春になると

                0
                  昨日につづいて、『浅い緑、深い緑』(小網恵子 著)の本文の折りをする。
                  500部を手ですると、同じ動作が続く分だけやはり疲労が溜まりやすい。小刻みに休憩を取ることによって切り抜けてゆく。

                  ひとりの生身の人間ができることはごくわずかなことだ、と毎回のように実感する。
                  経済的に社会に寄与する活動でないことは確かなことだが、僕はこれでよいと思っている。
                  お金にせよ、人にせよ、情報にせよ、大きく(あるいは速く)動かすことは修正不可能な歪みを生じることだ、と思っているから。
                  何かを大きく動かそう、動かせると思うのはやはり人間の驕りである、と思う。
                  そんなことを確認するために手で仕事をしているわけではないが、手で仕事をしていると改めて実感する。

                  手に伝わってくるものを手で返していければ、と仕事をするたびに思うようになってきている。

                  この季節になると、ある石切り職人の言葉を、その表情とともに思い出す。
                  「春になると石があたたかくなってくるのがわかるんだよねぇ」

                  この言葉に僕は生かされている。
                  2006.03.08 Wednesday

                  寒暖

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                    昼間税務署へ申告書を出しに行く。
                    このままどこかへ行ってしまおうかと思うくらい、ふわふわとした空気である。
                    いまのところ僕は花粉症ではないけれど、今日は花粉がたくさん飛んでいるということで、さすがになんとなく目の周りがむわぁーとしているような感じがする。
                    そろそろ、だろうか。

                    仕事の方は今日から数日は本文のかがりである。
                    明日はまた寒くなるということだから、籠もるにはちょうどよいのだが。
                    2006.03.09 Thursday

                    助けられつつ

                    0
                      例によってラヂオ(POWER STUDIO FROM FUJI)を聴きながら仕事をしている。
                      今日の担当は西本淑子さん。僕のもっともお気に入りのDJである。
                      この番組は朝10時から夕方の4時近くまであり、僕の仕事のペースメーカーともなっている。

                      部数があるとひとつの作業が延々と続き、いかにダレることなくやり続けられるかがカギとなる。
                      一等ありがたいのは、「元気?」とか「こんなことがあったよ」的な電話が入ると、とてもリフレッシュできるのだが、そんなことは滅多にないので、ラヂオにはずいぶんと助けられている。

                      本文二折糸でかがる

                      助けられつつ、『浅い緑、深い緑』の本文のかがりをしている。
                      2006.03.10 Friday

                      仄かな

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                        雨である。
                        すこし肌寒いが落ち着いて仕事ができる。

                        お昼を食べたら眠くなり、30分のタイマーをかけ横になったら、1時間半も眠ってしまった。
                        目覚めたらさらに眠くなっているような……
                        この時期は天候といっしょでバイオリズムが安定しない。

                        夕方小雨のなか、朝食用のパンを買いに出る。
                        途中、ぽっと灯った仄かなあかりのような梅の花に出くわした。
                        なんだか得したような気分もいっしょに持って帰る。
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