2020.04.23 Thursday

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    2008.11.01 Saturday

    『書物の旅』夫婦箱内装

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      昨日の画像の切り出したパーツのうち大小の蓋にあたる部分は、天地左右ともプロトタイプよりも1ミリ多めに切り出してある。
      布の折り返しとの関係で実際のもので寸法調整をしようと考えていたからだが、二、三貼り込んで調整してみたら、結局プロトタイプのときと同寸になった。
      当たり前といえば当たり前だが、数をつくる場合はこの当たり前にすぽっと入ってくれることがこの上なくありがたく感じられる。

      夫婦箱内装

      夫婦箱120箱程度で「ありがたく」というのもいじましい話ではあるが(笑)。
      でもけっこう大変なのよ。
      2008.11.02 Sunday

      秋の午後

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        秋晴れの一日、こんな日でよかった。

        世の中の機運というのはどうしようもなくあるとおもう。
        それがほとんどないなかで、プロデュース、制作、営業、販売を一人でこなすのは職種にも拠るだろうけれどとても大変なこと。
        人を雇って営業、販売を任せられればよいのだが、産業としては疾うに廃れてしまった手仕事の場合はれはほとんど無理、無謀というもの。
        それでも続けていれば応援してくれる人も現れるかもしれないという淡い期待もあったが、事実一冊10万、20万以上の本を買ってくださる人たちにも恵まれたが、そういう人たちもここ二、三年の間に一人、二人、三人とあちらへ旅立たれた。

        「君のような仕事は今の世の中ではとても大切だ」と言ってくれる人はいても、それだけでは食べていけない現実がある。
        それがお金に換わってはじめて仕事として成立するのであるから。
        僕がつくっているのは作品ではなく、製品(制品)なのであるから。

        もう少し早く生まれていればと一時悔やんだこともあったし、それがどうした、そんなことは分かっていたことではないか、とここ暫くはかなり悩みもしたが、後悔はあるかと自問すれば明快に「ない!」との答えがすぐにみつかった。

        うまく書けないが、やれることはやってきた、ととてもさばさばした気持ちでいまはいる。

        と、書くと何か最後の言葉のようだがそういうわけではない。
        が、この先のことを少し具体的に家人と話した一日でもあった。

             秋空の下を

        気持ちのよい秋晴れの日でよかった。
        2008.11.04 Tuesday

        すれ違い

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          初めてその人にお会いしたのは10年ほど前だったろうか。
          数回お会いしただけでもう8年は会っていない。

          あるいっとき濃密なお付き合いをさせていただいた。
          六本木のかなり高そうなクラブに連れていってもらって、片言の英語でホステスさんたちとお話をしたなんていうのは、僕の人生、後にも先にもこの時だけ(先はまだ分からないが♪)。
          某映画のプロデューサーも同席していたりして、まったく異質な存在として僕はその場にいた。
          その人も超有名俳優のパトロンのようなことをしていて、あわよくば僕のパトロンにもなってくれないだろうかとその当時淡い夢を見ていたこともあった。

          かなり遠まわしにカマをかけてみたが、やんわりあっさりかわされた。
          そりゃそうだろ、僕のパトロンになってもその人になんのメリットもないのだから無理からぬ話である。

          でも最後に会ったときの別れの言葉は、「本を出すようなことがあったら君に編集を頼むから」
          まあ社交辞令であるし、決定的な別れの言葉だろうと僕は理解した。

          それから8年はお会いしていない。
          その間、こちらは現住所に引越しをしたが、そんなわけでもちろん連絡はしなかった。

          ひょんなことからその人が三ヶ月ほど前に僕の所在を探していることを今日知った。
          ネット全盛の時代に僕にたどり着くのはわけないことなのにと想ったが、理由は単純、いつの間にかその人のなかでは「北見」ではなく「北川」になっていたのである。
          国内で摑まえるのがかなりむずかしい忙しい人であったし、かなり大雑把な、いや大らかな人だったなぁと妙に納得してしまえるエピソードである。

          三ヶ月も前のことなので話が生きているかどうかは分からないにしても、別れの言葉が社交辞令ではなかったのがとてもうれしいし、僕にとっては充分な精神的パトロン効果である。

          明日連絡してみようとおもうが、携帯の番号は変わっているようであるし、自宅住所を書いたメモはとうに無くなっているし、さてどうやって辿り着こうか。
          2008.11.04 Tuesday

          分身の術

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            身ひとつなので、がんばって瞬間二人分動くことはできますが、三人分は無理です。
            今日はちょっと時間がありません。
            内心焦っておりますが、多分なんとかなるでしょう、なんとかするでしょう。
            それだけの場数だけは踏んできましたから。
            2008.11.06 Thursday

            今夜はもうちょっとがんばるぞ、と

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              書き上げた本日の記事をアップしようとしたところ、LANの接続が一時的に切れてしまい記事が消えてしまいました。

              替わりに、雑然とした今現在のホットな作業現場をアップしておきます。

              深夜作業現場

              この季節に扇風機が写っていますが、内貼りの終わった夫婦箱をできるだけ短時間で乾燥させるためです。
              それにしても雑然としている……
              2008.11.06 Thursday

              『書物の旅』刊行案内書

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                久しぶりに刊行案内書をありがとう。
                買わないけど心から応援しているぞ!

                と、古い友人からありがたい便りあり。
                丑三つ時ワラ人形セットを買いにいこうと思ったら、
                末尾に、

                余ったらB版くらいは買ってやる。

                おお、友よ!

                というわけで『書物の旅』(戸田勝久 著)のお知らせです。
                画像は刊行案内書。

                『書物の旅』刊行案内書

                概略は下記のとおり。
                A版、B版の2種類あります。
                A版(記番1〜13)――総革装特別装丁本、モザイクデザイン仕立て、保護ジャケット・スリップケース入り
                B版(記番14〜127)――仮綴じ本、夫婦箱入り

                A版には画家である著者のオリジナル水彩画が口絵に、
                B版には同じく著者のオリジナル水彩カットが口絵にそれぞれ入ります。

                A版は2009年5月完成予定。
                B版は本年12月中旬完成予定。

                A版の価格は22万円(税別)。12月末までに予約注文の方に限り18万円(税別)。
                B版の価格は4万円(税別)。11月末までに予約注文の方に限り3万6千円(税別)。

                購入してみようという方には詳しい刊行案内書をお送りします。
                メールでその旨お知らせください。
                メールは画面右下のほうにあるPROFILE欄を参照してください。

                10日ほど前に主だった方たちには案内書、発送してあります。
                パソコン内の住所録を間違って消してしまったことがあり、送れていない方が何人かいらっしゃいますので、ご連絡いただければ幸いです。
                2008.11.07 Friday

                ありがとうございます

                0
                  野暮用があり(実は大事な用なのだが、でも野暮用、という奥歯に物がはさまったような用があり)、半日外出。
                  お昼を大きくまわったころ帰宅する。
                  作業を進めるにしても時間が細切れになってしまうので、お礼状を書くことに。

                  メールで予約をいただいた方にはすぐその日のうちにメールでお礼ができたのだが、ハガキでいただいた方には手書きでと思うと、一日経ち、二日経ち、三日経ち、とだんだん申し訳ない気持ちが大きくなってくる。
                  自分の手書き文字がどうにも苦手で、と、つい詰まらない言い訳をしてしまうが、本当に苦手なのである。
                  それでもこれまでにいただいた分にはどうにかこうにか。

                  毎日ぽつりぽつりと予約や問い合わせをいただけるのは本当にありがたいことだとおもう。
                  この「ぽつりぽつり」というのが実にうれしい。
                  絶妙のタイミングで励まされている、そう感じる。
                  2008.11.09 Sunday

                  お答えいたします

                  0
                    本日の「案内書送れ」コールのなかに面白いものがあった。
                    ブログでお答えするということで了解がとれているので以下に。
                    おかげで今日の記事が確保できた(笑)。

                    「案内書をいただけますか。恐れ入りますが、ひとつ質問させていただいてよろしいでしょうか。(中略)いつか私も水仁舎さんのように限定本を出版してみたいと夢見ています。単刀直入にお伺いしますが、儲かるものでしょうか。つまり会社を辞めてそれで生活ができるものかどうかということです。(後略)」(文、すこし整理させていただきました)

                    お答えいたします。
                    儲かりません(笑)。
                    というよりも「儲ける」という発想と限定本という発想は相容れないようにおもいます。
                    もちろん利益が出るのは悪いことではありませんが、いや大切なことなのですが、それを突出させると「本」が貧しくなるように僕はおもいます。
                    「儲けたい」よりも「つくりたい」、ありていに言えば「売れなくなってつくりたい」という気持ちにならない限り、限定本出版はしない方がよいと僕はおもいます。

                    「それで生活ができるものかどうか」という点ですが、それだけでは不可能だとおもいます。
                    一冊も売れなくてもいいという発想に立って、制作費や制作時間を計算し、その間の生活費の確保をしたうえでないとなかなかむずかしいとおもいます。

                    もちろん限定本といってもピンキリですから、上記のことが必ずしも当てはまるわけではないとおもいます。
                    ご自身の理想とする限定本がどのようなものかは分かりませんが、よい道が開けるといいですね。
                    まあそれはともかく、とりあえず会社を辞めてしまえば前に進めますよ(笑)。

                    あ、あくまで自己責任でお願いします。
                    2008.11.09 Sunday

                    冬が近い

                    0
                      昨日はまだそれほどではないような気がしたが、今日はもう完璧に冬!
                      おまけにどんより曇っているとなんとはなしに気分も重い。
                      これしきのことで「重い」とは笑止千万なのだが。

                      いつもの服装で過ごしていたら寒気を覚えたので、あわてて一枚フリースを着て、仕事。
                      題箋を何色か用意して箔を押してみる。

                      題箋部分天地側面の内貼り

                      さてこの後何か書かなければと思うものの、思考停止寸前。
                      とりあえずお風呂に入って、余力があれば書きます。


                      2008.11.11 Tuesday

                      ケーキを買う

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                        しばらく前にオープンしたケーキ屋さんがあり、住宅兼店舗とおもわれるそのお店はこじんまりとして好感がもてる店構え。
                        立地的にもこれからどんどん開かれていくところにあり、「これから」という明るさを感じさせるお店だった。
                        人づてに、美味しいよと聞いていたこともあり、ささやかながら応援の気持ちもあって、今日用事ついでに寄ってみた。

                        いけませんねぇ。

                        昨今の材料費高騰があるにしても、これではいけません。
                        スポンジに未来がないのです。
                        一口食べた高2の息子も、「スポンジがいまいちだなー」

                        あまり否定的な記事は載せたくないのですが、それにしてもちょっと……
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