さて、さて
Sさんの『あの頃』(仮題)のデザインをする。
仮綴じ本を布装コーネル保護ジャケットに収納予定――在庫のクロスにちょうどよい色合いのものがあったのだが、大まかに寸法を割り出し、取り都合を計算すると、若干足りない。
革とちがってクロスならそれほどもったいないという感覚がわかないので、総クロスにしてからコーネルというなんちゃってコーネルをしようとおもっていたのに。
クロスを買い足せばいいようなものだが、たしか廃版になっていた。
正当なコーネルにすれば取り都合は大丈夫そうだ。
手間暇を惜しむなということだろう。
「repure」10号のデザインのフィニッシュアップをしようと思い、以前につくっておいたとりあえずのものを眺める。
眺めていると欲が出てきて、三つほど新たなものをつくる。
タイムリミットは明日いっぱい。
さて、どうするか。
桜、咲く
「repure」用の綴じ糸を買いに行くついでに小野竹喬展(竹橋)へ、小野竹喬展(竹橋)を見に行くついでに千鳥ヶ淵の桜を見に行く。
小野竹喬展は生誕120年のいわゆる回顧展である。
桜と重なったので人出をある程度覚悟はしていたが、それほどではなく、ゆっくり見られた。
こんなに数があるの!というくらい作品数が多いが、見ていて疲れることはまったくない。
90歳まで生きた人生でほとんどその間際まで絵筆を握っていたようであるが、80歳台の作品数も驚くほど多く、また明るい色使いのためか枯淡という形容は当てはまらない。
きっとおだやかな性格で、浮世のことに心煩わすことはなかったんだろうなと作品を見ていておもった。
千鳥ヶ淵で桜を見るのは初めてである。
画像は九段会館あたりからの眺め。
このあと千鳥ヶ淵の桜も見たが、如何せん人が多すぎます。
桜も多すぎます。
山里に咲く一本の桜を仰ぎ見るというのが個人的には好きです。
みなさん、ありがとうございます!
本日、京都からうれしいお話をいただき、お昼から気もそぞろ(笑)、あれこれ想像妄想の翼を広げています。
広げただけでまだ何も具体的なことはしていませんが。
日程、その他、目処がつきましたら、またお知らせさせていただきます。
ほんとうに様々な人に支えられての水仁舎です。
ありがたいことです。
*****
添付ファイルのあるメールをウイルスバスター2010が弾くことがあるようです。
数日経ってもこちらからなんの返信メールも届かない場合は弾かれた可能性大です。
その場合はメールに直に貼り付けてみてください。
あとは……どんな対処があるのだろう。
ウイルスバスターをバスターするソフトが必要かも、とおもったが、それこそウイルスだろうし……やっかいなもんだな、便利なものって。
桜をさがしに
嵐山(らんざん)の有名な桜の名所を一度は見ておきたいと前々からおもっていました。
東村山ここも一日二日で一挙に開花したので期待に胸をふくらませ、いざ!
途中いたるところで桜が目に飛び込んできます。
下の画像は日光街道、鶴ヶ島の桜並木。
交通量が多く、大型トラックも猛スピードで走っているのが珠に瑕ですが、遠近法で楽しめます。
さて目当ての桜はというと、
残念!
まだ早かったですね。
タイミングがよければ菜の花とのベストショットが楽しめるのですが。
自然のものはむずかしいです。
でも、あたり一面菜の花の匂いが心地よいです。
たくさんのミツバチが飛び回っていました。
この季節は花には事欠きません。
林道栗山線からは桃の花が見事です。
花に見とれてゆっくりし過ぎました。
久しぶりに陽が落ちたなかペダルを回しました。
小京都、川越のメインストリートです。
暗くてよくわかりませんね(笑)。
本日の走行距離 ジャスト150キロ。
個展「北見俊一の仕事 水仁舎の仕事」
本日二つ目のブログです。
昨日のお知らせの続きです。
個展の企画展の話が本決まりとなりましたのでお知らせさせていただきます。
場所:ギャラリーマロニエ(京都)
開催:7月6日〜18日までの二週間
「北見俊一の仕事 水仁舎の仕事」というタイトルで、水仁舎以前の仕事から今の仕事までを展示紹介します。
開催日がちょうど祇園祭りと重なります。
「本」というものは距離感がとても短く、本来展覧会向きではないので、そのあたりをどうするか考えなければなりません。
また個展展示のために「本」をつくってこなかったので、ちょっと焦ります。
でもある意味、生(き)のものを見ていただけると思っています。
その意味で「仕事」という言い方をタイトルの一部にしたつもりです。
案内状が出来上がりましたら、またお知らせいたします。
最後になってしまい恐縮ですが、この企画のためにお骨折りいただいた銅版画家の吉田佐和子さん、出会いの機会をつくっていただいた善行堂さん、「続 左岸」の三人の詩人の方々に改めて御礼もうしあげます。
カメラ小僧
だらだら、ガサガサ、バタバタ、ふらふら、キリキリとしている間に一日が終わろうとしている。
ああ、自己嫌悪……。
と嘆いている場合ではないので、個展用の提出資料用の撮影始めました。
本って立体物だからそれが伝わるようにしたいとおもっているので、つい様々な角度から撮りたくなって、収拾がつきません。
ちゃんとしたスタジオならそうではないのかもしれませんが、革装本の場合、光が革の表面で反射してしまうので、撮影の角度など考慮する必要があり、たのしみながらも、どないしようと腕組みをしてしまいます。
明日中には終わらせる予定です。
とりあえずいくつか並べてみましたが、昔つくったものを見ると冷や汗が出てきました。
ああ、写真
一冊の本をいろいろな角度から撮るのはその本と会話をしているようなもので楽しいのだが、なかなか撮影が進まない。
なのでそういう撮り方は途中で止めた。
それにたぶん現時点で画廊側が求めているものはそのような画像ではなく、履歴書に貼る写真のようなものだろう、たぶん。
でもそういう写真って苦手だなぁ〜。
会社受けよくなかったし\(^o^)/
たとえばこんなふうに撮っても抜け落ちるものが多すぎるのだが、こんなんでいいのでしょうか。
京
佐和子さんより京都人のコワサについてチラリとアドバイスされる。
う〜む。
僕のお付き合いの範囲ではそういう人は見当たらないなので、ついつい気をゆるして、踏み出してはいけない一歩を踏み出してしまうところだった。
おおっと、アブナイ、アブナイ。
画像はル・ピュールの箔押し用の凸版。
つづきの文面を考えようと横になったら、寝てしまった。
不覚!
サクラ通信
「repure」、節目の10号なのでスッキリ、ハッキリ、かつ品良く目立つようにというテーマを勝手にたててデザインしたので苦労している。
文字面積が大きく手動ではなかなか箔押しが入り難く、つまり時間ばかりかかってギャフン!といったところ。
できあがるとわからないが、「repure」史上もっとも苦労している。
*****
7月の京都の宿を取り急ぎ押さえた。
*****
今年もそろそろ見納めか。
春のお客さま
悠々さんが遊びにいらっしゃる。
でも帰られたあと納品に行かれた様子。
話のなかで話題になった赤字のいっぱい入った言語道断のゲラだろうか。
気になる、というか興味津々(笑)。
その悠々さんのもとに『書物の旅』が新たに旅立っていった。
感謝!
*****
「repure」10号、あとちょっとで箔押し終了。
今回は腕力でねじ伏せるように箔押ししている。
腹筋が痛い。
ジムで筋力トレーニングしている気分である。
やっていてふとおもったのだが、別の用途適性の箔であればもう少しラクにできたのかもしれない。
さてこのあと箔押しを一挙にすませるか、明日の朝に持ち越すか、どうしよう。
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